鉄アレイとは何?そんな疑問にもお答え!さらに、鉄アレイで筋トレやトレーニングする方法を紹介。また、おすすめの鉄アレイや10kgなどの重さの決め方。モデルや腹筋、背筋、腕などのトレーニングメニューを男性、女性にも紹介します。
鉄アレイとは?ダンベルとの違い

言語学的には同じもの
実は鉄アレイとダンベルは言語学的には全く同じものです。というのもダンベル(dumbbell)の和訳が鉄アレイです。
ちなみに漢字があって、鉄亜鈴と書きます。これについて実は面白い由来があるので、次の段落で解説します。先に一般的な鉄アレイとダンベルの認識について解説します。
一般的には若干イメージが違う
実は鉄アレイとダンベルは全く同じものなのですが、Amazonなどでの検索結果をみると若干の違いがあります。つまり、一般的にダンベルと言ったらこういうイメージ、鉄アレイといったらこういうイメージというものがあります。
重りが付け替えられる→ダンベル

このタイプは一般的にダンベルと認識されています。
この形状もダンベルとして認識されている

よくジムなどで見かけるタイプですね。これも一般にはダンベルと呼ばれています。
端が丸くて黒いやつ→鉄アレイと呼ばれる

黒くて端が丸くなっているタイプが鉄アレイとして認識されていることが多いです。
これは、おそらくですが、このタイプが一番古いタイプで、先ほど紹介した2つが比較的新しいダンベルです。
昔の人は訳語の鉄アレイという言葉をつかっていて、そのころはこのタイプが主流でした。
しかし今は、一般にダンベルという言葉が浸透しました。そして、ジムなどでもこの古いタイプではなく、新しいタイプのダンベルが使われるようになったので、
鉄アレイ=黒くて丸い古いやつ
ダンベル=銀色のやつや、重りが付け替えれる新しいやつ
のような認識の違いが生まれたのでしょう。
鉄アレイの由来
16世紀のイギリスの筋トレは鐘を鳴らす行為

この時代、教会の大きな鐘を鳴らすと筋肉がつくことが知られていました。
そこで、自宅で鐘を鳴らす(西洋では鐘はロープを引っ張って鳴らす)のと同じような道具、つまり、重りをロープで木や滑車にひっかけて吊るして引く道具を作って筋トレするのが流行りました。
ダンベルはdumb(音のならない)bell(鐘)

この自宅筋トレ器具は重りをつるしているだけなので、音がなりません。ですから、dumb(音が鳴らない。(原義は口がきけないという差別的意味))、bell(鐘)ということでdumbbell(ダンベル)と呼ばれるようになりました。
やがて、19世紀になってロープや滑車ではなく、今のスタイルのハンドルの両端に重りをつけたスタイルになりました。
dumbbellの綴りが「b」が二つあって変な単語だなと感じていた人は多いと思いますがこういう理由があったんですね。
鉄アレイは鉄+亜(dumb)+鈴(bell)

実は鉄アレイはダンベルを語源のまま直訳した言葉なのです。亜には英語のdumbに当たる口がきけない、音が鳴らないなどの意味があり、鈴はbellですね(鐘と鈴は大きさが違いますが)。
ですから、鉄アレイと呼ばれるようになりました。ここまでくれば鉄アレイとダンベルが同じものというのも納得していただけるのではないでしょうか?
バーベル(barbell)はbar(棒)+ダンベル(dumbbell)の造語

ちなみに、バーベルはダンベルのハンドル部分が長くなった器具で、ダンベルよりも後に作られました。
棒という意味のbarとダンベルのベル(bell)を合わせてバーベル(barbell)となりました。
鉄アレイ(ダンベル)はどれを使うべき?

それでは、実際の筋トレの話に移りましょう。実際に使う場合は残念ですが、いわゆる「鉄アレイ」と呼ばれているタイプは使いにくいです。
ジムならば、2番目のタイプがたくさん置いてあると思うので、それを使えばいいでしょう。
自宅用に買う場合は、必ず重りの重さが可変なタイプ(1番目のタイプ、この段落の画像のタイプ)を買いましょう。
理由は、
・筋トレの部位や種目によって最適な重量が違う
・成長した際は回数ではなく負荷を増やす
という2つに対応すべきだからです。当たり前ですが、胸や背中の大きい筋肉と腕や肩などの小さい筋肉の力は違います。また、同じ部位でもトレーニングメニューによって最適な重さは違います。
ちなみに、最適な重さは筋肥大を目指すなら「10回で1セットの限界がくる重さ」と覚えてください。
逆に言うと「11回は絶対できない重さ」です。
この原理通り、筋トレして成長した場合は回数ではなく重さを増やしましょう。
ですから、重さが固定されたダンベルはいわば使い捨てのダンベルになってしまいます。
鉄アレイ(ダンベル)のおすすめ商品
ダンベルを購入する場合は重さが可変なものにするのが絶対に必要です。自分の成長に合わせて長く使えるダンベルを選びましょう。今回は基本となる3つのタイプのダンベルのそれぞれのおすすめ商品を紹介します。
通常タイプ
ファイティングロード(FIGHTINGROAD) ダンベル ラバータイプ (40kgセット) 【トレーニング解説DVD付】
ラバーのカバーが付いていることで、怪我や床への傷を多少防止してくれます。
重さとしても片手20kgまであれば一通りの筋トレは行うことができます。また、負荷が足りなくなった場合もプレートのみを追加購入することで負荷を増やすことができます。
トレーニンググローブと解説DVDもついているので、ダンベルトレーニングをはじめるにはうってつけの商品です。

アーミーダンベル
リーディングエッジ アーミーダンベル 20kg × 2個 セット
もはや、素材が鉄ではありません。アーミーダンベルというタイプのおすすめの商品です。
10kg、13kg、17kg、20kgの4段階で負荷を調節することができます。鉄を使用していないため、臭わず床を傷つけることもないです。
アーミーグリップのネックになりやすい、グリップに関しても握りやすい加工が施されている高性能商品でです。
ブロックダンベル
【Hilax】 ブロック型 ダンベル 簡単脱着 可変式 50ポンド (約23kg)×2
2.5ポンド(約1.2キロ)ごとに24段階で負荷を調節でき、場所もとらないブロックダンベルです。
重さとしても十分でプライベートジムなどでも多く使用されている信頼の商品です。

鉄アレイとはダンベルのことだった

鉄アレイの由来がわかってスッキリしていただけましたか?
そしたら、次は実際に鉄アレイをつかってトレーニングを始めましょう。おすすめの鉄アレイトレーニング、いやダンベルトレーニングはこちらの記事も参考にしてください。
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