オーバートレーニング症候群|症状・治療法は?診断方法はある?

オーバートレーニング症候群とは?オーバートレーニング症候群の症状とその治療法を解説します。あなたは大丈夫ですか?オーバートレーニング症候群の診断方法も合わせて解説しますので、日々トレーニングに励む人は、自分がオーバートレーニング症候群になっていないか要チェックです!

オーバートレーニング症候群とは?

オーバートレーニング症候群とは、トレーニングのしすぎによって疲労を十分に回復できない状態が長期にわたって続くことによる慢性的疲労状態です。

体の回復スピードに追いつかない状態で、トレーニングによる負荷が延長ないしはさらにかかり続けることで起こります。

筋トレに代表されるウェイトトレーニングの場合、比較的早い段階で症状が現れる傾向があり、日々トレーニングに励む人にとって常にこの危険と隣り合わせなのです。(※1)

オーバートレーニング症候群の症状は?

オーバートレーニング症候群の具体的な症状を見てみましょう。1つでも該当するものがあれば要注意です。

オーバートレーニング症候群の症状1) パフォーマンスの低下

例えばウェイトトレーニングをしていれば、「今日は調子が良かった」、「いつもより重いウェイトをあげれた」、「いつもより1セット多くできた」などというコンディションのブレは誰にでもあります。

しかし、例えば「突然いつもより20kg以上ベンチプレスが下がった」や「いつも5セットスクワットやってるのに2セットでもう限界」などのよう大き悪い変化があれば、オーバートレーニング症候群のの可能性があります。(※2)

さらに、それがその日だけでなく、ある時を境にずっと続くようになった場合は、かかりつけの医師に相談しましょう。

オーバートレーニング症候群の症状2) 筋肉痛が長く残る

トレーニングをした後の筋肉痛は、トレーニング愛好家にとって心地の良い痛みですが、これは時によってオーバートレーニング症候群の症状である場合があります。(※3)

一つの目安は、「筋肉痛の長さ」です。普段とあまりにも違う長さの筋肉痛は、オーバートレーニングである危険性大です。

筋肉痛の部位にマッサージなどをして様子を見てみましょう。

オーバートレーニング症候群の症状3) 食欲の低下

普段よりも食欲が湧かないことは誰にでもあることですが、これが長く続くようだとオーバートレーニング症候群の危険性があります。(※3)

食欲が湧かない期間があまりにも長いのであれば、ご自身のトレーニングボリュームとその他の体調を見直してみるべきです。

オーバートレーニング症候群の症状4) やる気が起きない

いつもよりやる気が出ない。トレーニングをする気が起きない場合はオーバートレーニング症候群の可能性があります。(※2)

そもそもオーバートレーニング症候群になるほど頑張る人は、トレーニングが大好きな人がほとんどでしょう。

しかし、普段のようにトレーニングをする気が起きない日が連続するのであれば、オーバートレーニング症候群を疑うべきです。

オーバートレーニング症候群の症状5) 筋トレの成果が出ない

今まで順調にトレーニングによって、筋力・サイズ共に成長していたのにある日突然止まってしまった。

他に試行錯誤をしても中々トレーニングの成果が出ない。成果が出ないどころかむしろ減退していっている。これはオーバートレーニング症候群でしょう。(※3)

オーバートレーニング症候群の症状6) 体重の減少

いつもより自分が痩せこけているように感じ、体重計に乗った時に体重減少がしていて、しかもそれが突然だった場合はオーバートレーニング症候群の危険信号の場合があります。(※3)

もちろんダイエットや減量期などの計画の上での体重減少は違いますが、筋トレやスポーツトレーニングをしている人は普通の生活をしている人とは桁違いに一部のエネルギーやアミノ酸を消費します。

BCAA、グルタミン、マルチビタミン&ミネラル、そしてタンパク質と十分なカロリー摂取は基礎となる大切な栄養です。

普段の食事をしっかりとって、サプリメントを使ってみたりしましょう。自分の身体に合うサプリメントや摂取方法を見つけることも大切です。

オーバートレーニング症候群の症状7) 手首・骨・関節などの慢性的な痛み

ウェイトトレーニングでは、手首や関節に普段では考えられない負荷がかかりますね。

栄養面のサポートも不十分であったり、それらの部位に休息をいれずに酷使し続けると慢性的に痛み出すようになります。

トレーニングギアをしっかり装着して手首や関節を保護することが大切です。

痛みは体が発する危険信号です。無視して負荷をかけ続ければいずれ大きな怪我や故障に繋がってしまうので、普段でも注意が必要な所ですよ。

オーバートレーニング症候群の症状8) 苛立ちや寝れなかったりする

普段通りトレーニングをしているのに、なんだかいつもより苛立ちをしてしまったり、寝れなかったりする場合は、オーバートレーニング症候群の可能性があります。(※3)

現代社会はストレスを溜め込みやすいですが、トレーニング以外で特に思い当たる節がなければオーバートレーニングかもしれません。

オーバートレーニング症候群の治療法は?

東京大学で理学博士を務め、元日本ボディビルチャンピオンの石井直方氏はオーバートレーニングの処置は基本的に休息と栄養補給と言っています。(※2)

もしオーバートレーニングが少しでも疑わしいのであれば、現在のトレーニングボリュームを見直し、少しづつ修正を加える。またはトレーニングを少し休むことも検討すべきです。

トレーニングを修正していく中で、筋力が上がっていっているか確認をしていきましょう。

しかし、明らかに体の特定の部位が痛かったりした場合は、かかりつけの医師に相談することをオススメします。栄養面のサポートが不十分だと、小さな肉離れを起こしていることもあるのです。

休息と栄養補給。トレーニングを見直す

    オーバートレーニング症候群の診断方法とは?診断基準はある?

    オーバートレーニングに明確な基準もなく、曖昧な部分や個人の感覚によって左右される要素も少なありません。

    したがって、明確な診断基準はなく、あくまで自分の感覚を頼りに診断します。

    しかし、診断する基準として、明らかにいつもよりトレーニングのパフォーマンスが落ち、同時にやる気が起きない、食欲の低下など心理的に状況が伴っていれば間違いないでしょう。(※2)

    パフォーマンスの低下と心理的状態(食欲低下・やる気低下等)が起きたら危険信号

      オーバートレーニング症候群|症状・治療法は?診断方法はある?まとめ

      オーバートレーニング症候群の症状・治療法・診断方法について解説しました。

      オーバートレーニングに明確な基準はありませんので、あくまで個人の感覚頼りになるのは仕方がないことです。

      しかし、明らかに普段より力が出なかったり、食欲がない等の心理的状態が続いたら、まずオーバートレーニング症候群を疑うべき。

      トレーニングは健康な体があった上に効果が出るもの。頑張りすぎは禁物。冷静に自分の体と相談してトレーニングをしていきましょう。

      ※1)参考文献 : 出典 石井直方 レジスタンストレーニング p.77
      ※2)参考文献 : 出典 石井直方 石井直方の新・筋肉まるわかり大事典 p.32
      ※3)参考文献 : 出典 bodybuilding.com Overtraining: Signs & Solutions!

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